菊地先生のある一週間

2010.12.18(土)

8時過ぎ、 帰宅。妻いる。歯を剥いてる。何故だ?
「午前さまって何よ。この遊び人」
「ロフト」
「あ」
忘れていたらしい。この分では、次のロフトあたりで刺されるかも知れない。ファンの皆さんから頂戴したプレゼントを手渡し、パジャマに着替え、シャワーも浴びずに、居間の座布団に横になる。ここ5年以上、寝室では寝ていない。眠るギリギリまで仕事をしているので、移動が面倒なのだ。ついでに仕事場にもなってしまった。訪問者があるとき以外はパジャマだから、私と出会った宅配業者やクリーニング店のオヤジは、自宅療養の病人がいると思っているに違いない。現にクリーニング店の女店員など、同情の眼差しを向けてくる。誤解である。
妻が、あらクッキー、こっちはバウムクーヘン、ラララ〓などというのを聞きながら、床の上で眠る。
15時過ぎ起床。忘年怪について、友人と電話。I氏は付き合いが悪い。ゲストのN氏に女性ファンをごっそり持っていかれそうだ、要注意などと話す。
18時半、夕食。辛いもの。腰が痛むので、15年くらい前、旅先で買ったマッサージ機にかかって、また眠る。
21時過ぎ起床。仕事しなくちゃと思いながら、テレビでマヤ文明のなんたらを見てしまう。この女性レポーター水泳をやってたな等々、勉強になる。
23時。ビートたけしの番組を見ていたら、水嶋ヒロの印税を取り上げていた。見終えてから、本探し。またかと思ったらしく、妻が、
「何探してるの?」
「ごにょごにょごにょ」
「またそんな。あんたも負けないで売れる本書けばいいでしょ。呪いなんかAさんにまかせときなさい」
「ぶつぶつぶつ」
と座布団に戻る。
原稿1枚。進まないのでDVD「エイリアンvs.プレデター1・2」を見る。途中で風呂。その後、ある秘密を漏洩するという人物に電話するも留守電。おのれと思ったら、零時過ぎ。約束の時間に一時間遅れていた。
さあ、原稿だ。しかし、もう眠い。


2010.12.19(日)

結局、寝たのは朝7時半過ぎ。電話の通じた漏洩の主が、おかしな話を始めたせいで2時間以上かかってしまい、そのあとも、仕事が進まない。ま、たまにある。ファイトだ、ぶう。
13時過ぎに起床。妻、外出寸前。例によって悪態をついてから出ていく。呪いの本を探す。
見つからず、食事。焼いた握り飯に、うどん。長ネギが切ってある。せいろのように、うどんと言えど、ネギは煮込まず、生のまま齧るのが好き。特に緑の葉の部分に痺れる。あのツーンっ、が堪らない。
何故か梶原一騎の「わが懺悔轆/さらば、芸能界の女たち!」を読む。おい、他に読まなきゃならない本が、山ほどあるだろ。縄文はどうした? 美人熟女漫画家は青森にいるぞ。
しかし、さすが梶原一騎。しゃべくりに手を入れただけなのがはっきりわかる原稿でも面白い。あー羨ましい。こういうことが出来るのは梶原一騎だけだろう。面白いが、これだけ役にたたない本も珍しい。昔、「愛と誠」について、一度だけ電話インタビューしたことがある。声は怖かったが、口調は優しかった。質問には、ちゃんと答えてくれたしね。もう一件、別の件で梶原プロに電話したとき、出てきた若いスタッフたちが、
「いースよ。適当に書いといて下さい」
と応じてくれたとき、とんでもねーと思う前に、いい雰囲気のプロダクションだなと感心してしまった。社長が細かいヤツや、ただの強面ではこうはいくまい。平凡な取材だが、女性週刊誌のグラビアを担当していたせいで、当時のアイドルにはずいぶん会った。浅野ゆう子がミニスカートでアイドルしてた時代である。南沙織は、銀座にあった叔父の写真スタジオで撮影した。あと風吹ジュンは水着の特番収録のときに、野口五郎はどっかのスタジオで撮った。安西マリア、西崎みどり、夏木マリ、その他大勢。またいつか機会をみておしゃべりしましょう。
3時半頃から原稿。零時過ぎまでに28枚。合間に食事。魚を焼いたヤツ。
「なんだ、これ?」
「鰺よ」
「へえ」
出は港町だが、魚の顔と名前がこれくらい一致しない男も珍らしい。昔、鯨の名を聞かれて、鮪と答えた実力は健在である。
風呂から出ると2時。さあ、出来たら後25枚やりたいなあ、と思ったらお腹がペコペコ。「サッポロ一番味噌ラーメン」を作る。チャーシュー切って、竹輪切って、キャベツを入れて生卵。おっと、モヤシさんもあるよ。狂気のトッピングになりました。
誰が食う?


2010.12.20(月)

お腹いっぱい。さあ、原稿だ、と横になった途端に、正午過ぎ。ぼんやりしていると、
「ちょっとちょっと。面白いFAXが来てるわよ」
妻いた。
確かに面白い。某レコード会社の担当者から、音楽関係者へ送ったもの。演歌の歌詞である。ふむ、これくらいで商品になるのか。マジに職業替えを企てる。
とりあえず知らせてやろうと、レコード会社へ電話。担当者は留守で、別の男が出た。
「はあ。それなら破棄して下さい」
と、木で鼻をくくったような返事。ご連絡有り難うの一言もない。前にも一度あったが、こんなだらしのない会社と取引するなと、いつかエッセイに書いてやる。間違える相手も吟味しろよな、某クラ〇ン・レコード。
18時半からS伝社と新宿で忘年会。その前にビデオでも漁ろうと、15時に家を出る。収穫なし。駅からビデオ店まで歩いただけで疲れる。ロフトの徹夜疲れがまだ抜けていないのか。単にぶうになっただけか。ふん。
レストランはタイしゃぶ。じゃなくて、タイしゃぶのレストラン。美味いが、目の前には男が二人きり。片方は東大出、車はベンツの現担当M氏。片方は暴力系で作家に人気のもと担当H氏。スキンヘッド。ブラックスーツ。おお。上着を脱ぐと防弾ベストを着けた機動隊員のようだ。昔、テーブルの上に六連発を置いて朝食を摂りながら決闘したガンマンたちの話を読んだが、近いかも知れない。
緊張の時間が終わると二次会のピアノ・バーへ。H氏は会社へ戻り。一説によると、これから参加する上司の T氏に会いたくないのだそうな。同じ部署にいるうちに、H氏は目付きが悪くなり、T氏はハゲたと言う。
バーでは、隣席のオヤジがママやホステスに、火遊びしようと持ちかけていた。オッサン元気やな、と思っていたら、ホントに火を点けたから世の中わからない。土産に持って来たカラスミの油に点火しただけだか、こっちはまた気違いが、自分を消したいとか言い出して火を点けたんじゃないかと仰天した。消したいヤツが火を点けるな。
しかし、ママがこのオッサンに店にあったわたくしのノベルスを売り付けるという離れ業を見せ、拍手。しかし、本が熟れたら、じゃない売れたら、著者に印税を払うと言う常識は持っていなかった。
T氏来る。頭を見る。なるほど。
ピアノとフルートのコンボはじまり。隣の東大出に
「おい、なんて曲だ?」
「クラシックですね」
「だから、なんて曲だよ?」
「クラシックですよ」
「ふーむ」
いつものE氏がいないせいか、心が洗われる。
ママがしきりに弟と父を誉めるので、 あいつにはいつも小遣いをやっていた、父はおれの肩を揉みながらポルノ・ビデオを持っていないかと聞いてきた、などと悪態をつく。1時過ぎに退店。「光麺」へ入って、ナイト・キッドはいいキャラクターだ、彼を主人公にして一本書こう。漫画化もしようと盛り上がる。
色々話し合ってタクシーで帰宅。さあ、原稿だ(笑)!


2010.12.21(火)

ーと思ったら、またも12時15分。今日は床じゃなくてソファの上だった。妻いる。どうしようどうしようとアタフタしているうちに朝昼食。まだお腹いっぱい。お茶漬けで過ごす。
14時、某誌の編集長T氏来訪。ロフトでも話したナンとか十勇士について話す。資料たくさん持参。助かります。イラストはこれもロフトにゲスト出演してくれていたN氏のイラスト集を見せたら、二つ返事でオッケー。後は時間の調整のみ。連載は来年早々の予定。ケケケ。
朝日のI氏より電話。
「大丈夫ですかね?」
昨日、原稿送れなかったので心配しているのである。こういう場合、黙り込んだり、唸ったり、深いため息をついたりしては絶対にいけない。
「どうでしょうか・・・」
などもっての他である。
「ダメですね」
など、いくら明るく言っても向こうは首をくくりかねない。ひたすら自信たっぷり、
「大丈夫ですよ。任しといて下さい。心配性なんだからあ」
と笑いとばすのが一番。頭を抱えるのは、電話を切ってからだ。
I氏も安心したらしく
「小島先生からカバーの下絵が届いてますよ。凄くいい出来です」
誰かと違ってこの人の言うことは信頼できる。確かにスゴい。みーなーさーん、おーたーのーしーみーにー。
16時から鍼。歌舞伎町へ。うーむ、相変わらず効く。昔はあまり効果を感じなかったのだが、今はばっちりだ。しかし、いつも思うのだが、外谷さんなんかには、効くのだろうか?効くとしたらどんな風に? 目方が増えるのか? さらに狂暴化するのか? 
17時半に世話になりっ放しのもと担当者と打合せ予定。それまで時間が空くので、新宿ピカデリーの地下2階にある喫茶店へ。近頃混んできたが、天井は広いし、店は高いし、あsmile、逆ね。穴場ともいうべき店である。お茶のつもりがお腹が減って、つい野菜カレーを注文してしまう。メールのチェックをする。むむ、昨日のH氏から、デタラメだ、先生絞めますよとクレーム。脅しには屈しないぞ。
エアコンの下にいたせいか、何だか寒くなってきた。少し早めに新宿プリンスホテルの地下にある喫茶室へ。ところが来ない。一時間近く待っても来ない。幸いT書房の連載の最終回ストーリーを考えて時間はつぶせた。頭で考えただけでは、何も浮かばない。必ず書く。メモでも紙ナプキンでも箸袋でもいい。とにかく文字にしないとダメ。今回は無印良品のらくがき帳。愛用品である。
途中、イー〇先生から電話。いま東京にいてこれから帰郷するという。
「おお、そうかい。留守の間、〇〇キちゃんのことは任せとき」
と言ったら、いきなり、この変態!と切られてしまった。気の短い野郎だ。
担当氏やはり来ず。外へ出て電話。
「お待ちしてましたが」
と優しく話し掛ける。
「私もお待ちしてました」
なに。
「五時半の約束ですよ」
げ。
あわててスケジュールをチェック。確かに17時半。頭の1を飛ばしてしまったらしい。電話で書き下ろしの相談。中々難しい。後ほど連絡ということで帰宅。
雨のせいでタクシー乗り場は大混み。しかし、前にこれをテーマに短篇を書いた。覚えてるかな?
会食もできず妻も留守なので、コンビニでカルビ弁当を買う。フレンチだのイタリアンだの懐石だのより、この作家にはこういう方が向いている。あー情けない。家でショボショボ箸を動かしているうちに、妻帰宅。
「あーら」
「何もゆーな」
と歯を剥く。
「なーによ、ヘンなの」
弁当も終わって、さあ原稿だ(笑)!ところがまたひと眠りしてしまい(笑)、起きてから風呂。
そこへTちゃんから、トラブルのメールあり。相手は実に気に食わない野郎でしかもデブ。こちらも怒り心頭。過激なアドバイスをする。近くにいた妻が、心配して部屋という部屋をうろつきまわる。えーい、欝陶しい。
げ、13時半過ぎ。仕事だあ(笑)。

何とか10枚。おや、6時だ。うどん食ーべよ、と封を切って中身を取り出す。唐辛子付き。めんどくさいので袋を噛み切る。いきなり鼻へ。さあ大変。くしゃみが出てーくれればいいのだか、イヤガラセしてくる。さあ、いつ出るか?


2010.12.22(水)

朝から暖房機の修理が来るため、二階の和室へ追いやられる。8時少し前。環境を新たにして、さあ、仕事だ〓!
で、気がつくと12時半過ぎ。居間へ戻ると、座布団も周りの資料も本も片付けられて、まるで荒野である。しかし、妻はいる。座布団を並べても落ち着かない。まあ、すっきりする。
「わあ、広い広い」
と転がり回る。
ぼんやりとテレビを見る。役所広司と黒木メイサのCM。黒木は確かに美人だか、近頃美しい人々を見ると、英ハマー・フィルムの名作「吸血鬼ドラキュラの花嫁」(60)の魔人マインスター男爵の名セリフ、
「美しい人だ。だが、その美しさも私たちが守ってやらなければ、いつか消えてしまう」
を思い出す。女性はかがやく季節に、したいことをしておくべきだろう。男は死んでしまえ。
メディア・ファクトリーからコミック版“バンパイア・ハンターD”第5巻「夢なりしD」が届く。元のイラストにくらべてカバーのDの色がつぶれて、マントに溶けこんでしまっている。微妙な効果を狙った作者は辛いだろう。デブ担出て来い。

3時過ぎ、メールをチェックすると、この日記を読んだらしい友人知人から、長ネギを生で齧ったと連絡あり。みな怒っている。
「食えたもンじゃねえ」
「作家としての責任を追及する」
「おまえには両親がないのか?」
といったところだが、まず両親は母のみ健在である。これは良心のミスプリだろう。そんなものは無い。よく聞け、おまえは小中高と字が読めず、国語の先生とおれを驚愕させてきた。冬が来たを、春が来た、とおまえが言い放ったときの先生の絶望がおれには良くわかる。なるべく字を書くな、K田よ。
長ネギをそのまま齧ったら、食えないどころか頭が痛くなるはずである。O宮よ、これは齧るおまえが悪い。おまえはおれという人間より、自分の常識を信じるべきであった。長ネギは適当な長さに切り、うどんのおつゆを飲んだあと、その名残が口中に残っている間に2、3切れガリガリやる。そして、ツーンと来たらすぐおつゆを飲む。これで美味い!となるのだ。作家としての責任を問うなどと、聞いたふうな口を聞く前に、おまえなんか作家と認めない、女房と付き合ってやがってとおれを罵倒したことを忘れるな。何度も言うが、M智子さんとおれが付き合ったのは、お茶を飲んだ一回だけだ。それも稼ぎの悪い人間失格のおまえと別れてからだよー。麻木久仁子は悪くない。えーと、こんなもんかな。原稿は5枚。
23時半を回ったのに、進まず。あれから4枚。うーむ。
いま、5時28分。前の4枚を合わせて10枚。テーブルにはコロッケサンド。食べて寝たら製作者は怒るだろうか?




2010.12.23(木)

就寝時間がおかしい。今朝の6時頃にいったん眠り、8時過ぎに目がさめた。座布団ばずれてしまい、フローリングにじか寝になってしまった。さすがに痛い。
ぐっすりと眠りこけ、鼻歌混じりで起きてきた妻へ、
「いい声だな、え?」
とイヤミを言った途端、
「♪あーる晴ーれたー日にィー」
左腰で腕を組んでいる。しまった、オペラだ。しかし、鴉のような声を出すマリア・カラスと暮らしているとは知らなかった。
何もかもイヤになって床からソファーに移って寝る。げ。起きたら14時30分。
ケチャップとハムと玉ねぎを炒めて、焼いた卵でくるんだご飯を食べ、テレビなど眺めていたら、わあ、4時だ。
しかし、テレビと来たら、未解決の殺人事件だの、認知症の介護問題だの、自殺者が出たアパートのその後だの、景気の悪い話ばかりしたがる。どんより。しかし、天気と気分がこういう時は、実は仕事に向く。あっというまに5枚。ポール・アンカ作曲「ザ・ロンゲスト・デイ」のマーチに乗って、さあ次だ!と思ったら、いきなり
「ロシアの美人スパイ、新しいミッションへ」
セミ・ヌードの女性が拳銃片手にこちらを見つめている。うーむ。すぐ終わりそうだしねー。
数分後。さあ、原稿だ(笑)!
あれから何枚書いたかな。いま朝の7時5分。フッフッフ。35枚だよーん。もう少ししたら妻が起きてくる。そしたら見せなぐって寝よーっとsmile


2010.12.24(金)

14時少し前に起床。妻いる。今日は実家へ戻る予定だったのが、車の中で眠ったりして調子が狂うと原稿執筆に差し障りが出そうなので、中止。あと48枚。締め切りは今日いっぱいheart01。その分仕上げないと、実家近くのレストランでフレンチを予約していた妻に刺されそうである。
結局、妻が1人で行く羽目に。
「SFマガジン」届く。評論家のS川氏が「ナイト・キッド」の書評を書いている。ふむ。今度会ったらくすぐってやろーと思っていたが、誉めているので中止。代わりに奥さんにハグしようっと。今日は中止の多い日だ。
さあ、原稿だ! おお、大桃美代子氏緊急記者会見!
いやあ、見ちゃったわ。しかし、大桃氏の話だけならともかく、カッコだけの公平性を取り繕おうと、麻木氏や彼氏のビデオもインサートするものだから、やっぱり噛み合わない。ここで私が、実は彼氏と出来ていて、などと局へ連絡したら、カメラクルーが飛んできて、事態はますます混乱の一途をたどるであろう。
4時過ぎに、あるテープをダビングしに元書斎へ。居間へ戻って初作「ゴジラ」をかける。白黒画面が特撮の粗さを見事にカバー。手前に逃げ惑う人々を配し、その奥の建物の向こうから、ゆっくりとゴジラが迫るシーンだけで、語り継がれる価値がある。おオッかねーcrying
ところで、ゴジラが通りかかった省線(電車)をくわえるシーンが有名だが、これは映画的嘘っパチ描写だ。84年の新作「ゴジラ」で同じシーンがまたあり、ノベライズにも描写されている。このノベライズ作者がご存知イー〇フ〇〇コ氏。デビュー作。昔聞いてみた。 
「ゴジラが銀座にいるのは、日本中の人間が知ってるのに、新幹線が目の前を走るのはおかしいだろ。あなた、どういう風に描いたの?」
答えは、
「いやあ、運転手がヘンな奴で、おれは行くんだあとか言って、走らせたんじゃなかったかな」
ま、こんなモノでしょう。
気がつくと、元書斎から女性の悲鳴が。消したつもりのテレビが点けっ放しであった。昔、編集者が来たときもこれをやらかした。ただし、ヤバいテープ。切ない声が切れ切れに、しかし、はっきりと聞こえ、私も困ったが、消しに行って戻ったときの編集者の目付きを想像して、放っとくことにした。彼の反応はあえて描かないが、大いに勉強になった。
しかし、原稿進まない。目下3時過ぎなのに、やっと10枚。どうしょう。23時頃になんと日帰りした妻が、怒ること。いわく、
「あれしてこれして道路は混でてクロネコヤマトが前を横切り大波がドッシャーンその合間にお家賃受け取りお墓参りしてお腹はペコペコとにかくガチャガチャペンペンでひどかったあなたはひとりなにもしないで原稿書いてられていいわねえペンペン」
その通りだ。しかし、家賃や墓参りは誰でも出来るが、原稿はおれにしか書けんのだよ。
妻が買って来たチリドッグを食べて、現実から逃げる。
結局、25枚でダウン。もう5時半を回った。それでは皆さん、メリークリスマスheart01&ハッピー・ニューイヤー


日記特別版:2010.12.26(日)

かっかっかっ。ついに17時57分完成。454枚プラス4枚。共に祝え、夜の読者たち。
しかし、
「キクチさん、ゲラ明日いっぱいね」
があん。
それでは、ハッピー・ニューイヤー〓〓〓 うげ。


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